内向型人間専門セルフマインド・ライフコーチの
よろずつよしです。
気づきとはなんでしょうか?
気づきという言葉は広く使われている言葉ですよね。
先日、私の家の近くの空き地の電線に雀の集団が仲良く座っているのに気づきました。
いつもはカラスの大群ばかりに気を取られ、糞を落としてこないだろうなという警戒心で歩いていましたが、その日は雀の動きが目に入ったのでした。
雀は本当にかわいいなと思いました。
見事に整列して並んでいる。
一羽が別の電線に移ると、ほかの雀も一斉に移る。
何の乱れもなく整然としている。同じ方向を向いて並んでいる。
美しいなと思いました。
このような気づきは日常生活の中での気づきですよね。
また仕事上でも、気づきは大切にされます。
営業されている人は、お客様の反応にいち早く気づくことが重要だとも言われます。
他の仕事でも、気づきは新しいアイデアに繋がります。
ただ今回のテーマの気づきは、新しいことに気づくことや何かに役立つために気づくことではありません。
気づきとは?
今ここに現れているものに、そっと気づくということです。
そうです。
今、よく言われているマインドフルネスというものです。
今、パソコンの前で作業をしているのなら、パソコンに手が触れる感触、椅子に座っている感覚、
BGMで流れている音楽、そして昼飯は何食べようか?と考える思考などに、そっと気づく。
それらと共にいる、気づく。
何か考えごとに没頭していても、構わないのです。
それにそっと気づきさえすればよい。
例えば
パソコンにはデスクトップというものがあります。スタート場面です。
そのデスクトップの上にいろいろなアイコンやフォルダーが配置されている。
その一つのアイコンを立ち上げると、たちまち物語が立ち上がり、そのストーリーに没頭していく。
作業に没頭していく。
やがて作業が終わると、そのアイコンが閉じられ、再びデスクトップが現れてくる。
アイコンを開かなければ、そのアイコンの存在はデスクトップ上に在るけれど、そのアイコンのストーリーの中に没入することはない。
これって心の状態と同じです。
通常、マインドフルネスをうまく実践する注意として、
ストーリーに入り込まないように、常に呼吸にもどるように意識づけされます。
これは、
努力しなければできないと勘違いして理解されてしまう恐れがあります。
常にデスクトップ状態でいようとすることです。
しかし、
そのような努力は、マインドフルネスをうまくできたという意識とうまくできなかったという意識が
行ったり来たり振り子のようになってしまいます。
本当に重要なことは
感情や思考のストーリーにはまっていても、後でデスクトップに帰ってくることができるということに気づくことです。
帰ることができると思い出すことです。
どんなにストーリーに巻き込まれていても、すべての人は既にデスクトップ上に在るのです。
純粋な気づきの状態で在るのです。
だから気づこうという意識は、いったん忘れることが重要です。
そして目の前に在るものにそっと気づいて共にいる、ということを気楽に思い出すくらいが良いと思います。
何か考えごとに没頭していても、構わないのです。
すでに気づきなのだから。
今ここのスペースにそっと気づく方法としてエッセンス・ゼロという瞑想に似たワークがあります。
私のカウンセリングやコーチングで行っています。
これは瞑想のようですが、ちょっと違います。
瞑想は、ある程度、型のようなものに従って行うものです。
エッセンス・ゼロは全く気楽に行えるもの。
今ある考え事をなくす必要もない方法です。
そのままでいい。
そして自分や周りのスペースを感じていればいい。
ただそれだけです。
当心理サポートでは、エッセンス・ゼロや今ここの目の前のものと共にいるワーク等、カウンセリングやコーチングコースで気づきについて実践することができます。