内向型人間専門セルフマインド・ライフコーチの
よろずつよしです。
自分を愛するとは、どのようなことだと思いますか?
以前は、自分を愛するというと、どちらかと言えば批判の対象になっていたと思います。
傲慢であると?
私の子供の頃は、まずは自分より他人を大切にする行動が尊ばれてきました。
親や学校の先生にも「友達のことをまず大切にしなさい」などと言われて育ったかもしれません。
また自分のことを顧みず他人を助ける行動をとったニュースは今も称賛の嵐ですよね。
その傾向は現在も続いていると思います。
一方で、現在においては、まず自分を大切にすることの重要性を説く文章やセラピーなどが目に入るようになってきました。
自分を愛する方法については、検索するといろいろ出てきます。
とても役立ちます。
ただ、
自分を愛すると言っても、とりわけ大切なことは「無条件に自分を愛すること」です。
この「無条件に自分を愛すること」は、私の心理サポートでは一番大切にしているところであります。
自分を無条件に愛するとなぜ良いのか?
それは、
自分を無条件に愛するとは、自分自身を丸ごと、無条件に自己受容することと同じことだからです。
「すべてはOKである」ということなのです。
ここで無条件の自己受容、自分を愛していることを実践している人とそうでない人の小話を紹介しましょう。
無条件に自己受容すること、自分を愛することの大切さがわかるかもしれません。
登場人物は4人です。
まずは自分を無条件に愛していない人たちの話です。
あるところに、
自分を無条件に愛していない勇敢な性格のAさんと同じく自分を無条件に愛していない臆病な性格のBさんがいました。
二人で飲み会した後、夜道を歩いていました。すると「キャー」という叫び声が聞こえてきました。女性が暴漢に襲われているのです。
勇敢な性格のAさんは、すかさず女性のところに行き、その暴漢と取っ組み合いとなり、最終的に正当防衛ではありますが、暴漢を殺してしまいました。
一方、Bさんは、臆病な性格なので、一目散に逃げてしまいます。
その後どうなったでしょうか。
Aさんは、「なんて馬鹿なことをしてしまったのだろう、殺すなんて」
Bさんは、「なんて臆病なんだ、逃げてしまうなんて」
二人とも後々まで後悔してしまうのです。
次に自分を無条件に愛している人たちの話です。
あるところに、
自分を無条件に愛している勇敢な性格のCさんと同じく自分を無条件に愛している臆病な性格のDさんがいました。
先程と同じように、飲み会の後、二人で夜道を歩いていたら、「キャー」という叫び声が聞こえてきました。女性が暴漢に襲われているのです。
無条件に自分を愛している勇敢な性格のCさんは、すかさず女性のところに行き、その暴漢と取っ組み合いとなり、最終的に正当防衛ではありますが、暴漢を殺してしまいました。
一方、無条件に自分を愛している臆病な性格のCさんは、一目散に逃げてしまいます。
その後どうなったでしょうか。
Cさんは、自分を無条件に受け容れているので「なんて馬鹿なことをしてしまったのだろう、殺すなんて」などと思いませんでした。
Dさんは、自分を無条件に受け容れているので「なんて臆病なんだ、逃げてしまうなんて」などと思いませんでした。
反省はしますが、二人とも自分を無条件に愛しているので、自分のしてしまった行為と自分を同化させないので後悔はしなかったのです。
ふつうは勇敢だとか、臆病だとかという要素は常識的に、勇敢であるほうが歓迎されるかもしれません。
しかしこの話のポイントはそこにはありません。
自分を丸ごと受け容れるかそうでないかが、ポイントなのです。
Dさんは本来、自己嫌悪するところですが、自分を無条件に愛している、受け容れているので、後々まで落ち込むことがないのです。
自分の行動や状況や状態を無条件に受け容れるということは、自分の本質を尊重していることでもあるのです。
だから自分を無条件に愛している人は、
例えば、自分の容姿や能力や行動によって、条件によって自分を批判することはないのです。
自分を無条件に愛するとなぜ良いのか?
自分を無条件に愛すると、自分の身体や思考や感情と同化せずに、丸ごと思いやりの目で自分を受け入れるので、すべてOKとなり、人生をとても楽にシンプルに生きることができるのです。
自分を無条件に愛して受け入れるには、日々そのような状態を作るための習慣を必要とするかもしれません。
でもどうしても自分を愛することができない状態・・・それもまたOKです。気づいた瞬間に受容があるのです。
その方法は当心理サポートでお伝えすることができます。